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セルビア、アルバニアの「双頭のワシ」ポーズでスイス人2人を追放

AFPBB News / 2024年11月8日 12時36分

コソボの首都プリシュティナの広場で「双頭のワシ」のポーズを取り、アルバニアの勝利を祝うサッカーサポーター(2016年6月19日撮影)。(c)ARMEND NIMANI/AFP

【AFP=時事】セルビアは7日、「大アルバニア主義」を象徴するとされる「双頭のワシ」のポーズを取って撮影したことで、裁判所に執行猶予付きの禁錮刑を言い渡されたスイス人2人を国外追放した。

双頭のワシはアルバニア国旗に描かれているシンボルであり、2008年にセルビアから独立したコソボの抵抗の象徴とみなされている。セルビアはアルバニア人が多数派を占めるコソボの独立を現在も承認しておらず、このポーズを民族主義的な挑発とみなしている。

セルビアの検察は、2人が「双頭のワシのポーズを取ってそれを撮影し、民族的、人種的および宗教的憎悪と不寛容を扇動する罪を犯した」としている。

2人にはそれぞれ6月と1年の執行猶予付きの禁錮刑が言い渡されたが、司法取引の結果、「10年間の国外追放」措置が取られた。



「双頭のワシ」のポーズに対し、セルビア当局は度々強い反応を示している。2018年のサッカー杯では、コソボにルーツを持つスイス人選手2人が、ゴール後にこのポーズを取り、国際サッカー連盟(FIFA)から罰金を科されている。

【翻訳編集】AFPBB News

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