移民強硬派ホーマン氏「国境管理トップ」復帰へ トランプ次期政権

米ジョージア州コマースで支持者に演説する米移民・関税執行局（ICE）のトム・ホーマン氏（2022年3月26日撮影）。(c)Megan Varner/GETTY IMAGES NORTH AMERICA/AFP

【AFP＝時事】米国のドナルド・トランプ次期大統領は10日、次期政権下の移民・関税執行局（ICE）トップに、移民政策強硬派として知られるトム・ホーマン氏を復帰させると発表した。ホーマン氏はトランプ前政権下でICE局長代理を務めた。

トランプ氏は、大統領就任初日に米史上最大規模となる不法移民の強制送還作戦を開始すると宣言している。

自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、「元ICE局長（代理）で国境管理の強硬派たるトム・ホーマンがトランプ政権に加わり、わが国の国境問題担当官（「国境の皇帝」）を担うことを発表でき、うれしく思う」と述べた。

トランプ氏によると、ホーマン氏は「不法移民を出身国に強制送還する全ての業務」を担当する。

トランプ氏は大統領選の選挙期間中、不法移民を激しい言葉で糾弾。不法移民が「悪い遺伝子」を持ち込んで米国の血を汚すとした他、米国人を性的に暴行したり殺害したりするだろうと述べていた。

【翻訳編集】AFPBB News