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韓国で大学入試、医大定員増で再受験者最多

AFPBB News / 2024年11月14日 15時51分

大学修学能力試験(スヌン)を受けるために会場に向かう受験生。ソウルの高等学校で(2024年11月14日撮影)。(c)ANTHONY WALLACE/AFP

【AFP=時事】韓国で14日朝、大学入試共通試験「修学能力試験(スヌン)」が始まった。今年は医学部の入学定員が増えたのを背景に、再受験者数が過去最多となった。

試験は9時間に及ぶ。今年は3分の1近くが再受験生で、その多くが医学部への入学を希望している。

韓国政府は今年2月、医学部定員を引き上げる政策を打ち出したが、これに現役の医師らが反発。研修医の大規模ストも行われた。それでも政策は推し進められ、全国の病院では約9か月にわたって混乱が続いている。

試験は全国の1200以上の会場で行われる。今年は52万2670人が受験する。

受験生が試験に集中できるよう、さまざまな支援策が講じられた。

英語のリスニング試験の最中には、緊急時を除き航空機の発着が禁じられ、計156便でスケジュールが変更された。



また、交通騒音を低減するために走行速度制限が設けられたほか、公共交通機関労組とはクラクションの使用制限で合意がなされた。

さらには、試験会場への移動に支障が出ないよう、一部企業では始業時刻の調整が求められ、株式市場も1時間遅れの午前10時から取引が開始された。

遅刻しそうな受験生を学校までエスコートする警察官の姿も見られた。

【翻訳編集】AFPBB News

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