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負債抱えるリヨンに補強禁止処分 2部降格の可能性も

AFPBB News / 2024年11月16日 11時52分

サッカーフランス・リーグ1、オリンピック・リヨンのロゴ(2016年10月29日撮影、資料写真)。(c)Remy GABALDA / AFP

【AFP=時事】フランスプロサッカーの財務状況を監査する団体「DNCG」は15日、同国・リーグ1で負債を抱えるオリンピック・リヨンに補強禁止処分を科した。このまま財政問題が改善されなければ、暫定的にリーグ2(2部)降格を命じられる可能性もあるという。

リヨンの米国人オーナーであるジョン・テクスター氏は、厳しい処分に直面しながらも、「まったく心配していない」と述べた。

テクスター氏が所有する米国の投資会社「イーグル・フットボール・ホールディングス」は、リヨンのほか、イングランド・プレミアリーグのクリスタルパレスやカンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)1部のボタフォゴFRなどの筆頭株主で、純損失は減少しているものの、現在の純負債は4億6380万ユーロ(約760億円)となっている。



これらの負債を解消するために、同社は特にボタフォゴやベルギー2部のRWDモレンベークからの現金に頼っている。しかしDNCGはこの日、これらの現金流入の「合理性」を判断できない可能性があるとして、預金額を承認しない可能性を示唆した。

これを受けてテクスター氏は、「地元の監査人(DNCG)はフランスのサッカークラブ(リヨン)だけを見ており、当組織の他の部署からくる数億ドルを考慮していない」と主張。「選手の売却で年間約9000万ユーロ(約147億5000万円)を稼いでいる」とし、「われわれが出す数字には自信があるが、規制当局の見方には常に確信を持てない」とも付け加えた。

その一方で、リヨンのサポーターを安心させるべく、クラブの最高の選手を売却することはないと強調し、「今年の目標は欧州チャンピオンズリーグに出場することだ」と述べた。

現在代表戦期間に入っている中、リヨンはリーグ5位につけており、チャンピオンズリーグ出場圏内の4位とは1ポイント差となっている。

【翻訳編集】AFPBB News

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