中国職業学校で元生徒が刃物襲撃、8人死亡 江蘇省

中国の警察（2014年3月2日撮影）。（c）Mark RALSTON/AFP

【AFP＝時事】中国東部、江蘇省宜興市の職業訓練学校で16日夕、刃物を持った元生徒による襲撃事件があり、8人が死亡、17人が負傷した。

警察によると、現場で逮捕された容疑者は21歳の元生徒で、今年卒業予定だったが、卒業試験で不合格になり、「その怒りから人を殺した」と供述している。

警察は負傷者および現場に居合わせた人々のアフターケアを行うため、緊急サービスを総動員しているという。

銃器が厳しく規制されている中国でも、刃物による凶悪犯罪はたまに発生するが、これほど多くの死者が出る事件は比較的珍しい。

ただし、ここ数か月間ではそうした事件が相次いでおり、10月には上海のスーパーマーケットで刃物を持った男が3人を殺害、15人を負傷させた。また9月には、香港に隣接する南部深センで、日本人の男児が男に刺され死亡した。

【翻訳編集】AFPBB News