ショルツ氏、ウクライナ支持を再確認 プーチン氏との電話を釈明
AFPBB News / 2024年11月18日 13時10分
ドイツのオラフ・ショルツ首相(左)とロシアのウラジーミル・プーチン大統領(2022年2月21日作成)。(c)JOHANNA GERON and Sergei GUNEYEV/various sources/AFP
【AFP=時事】ドイツのオラフ・ショルツ首相は17日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領との先週の電話会談について釈明するとともに、ウクライナ抜きで紛争終結に関する決定が行われることはないとし、同国を支持する姿勢を再確認した。
ブラジル・リオデジャネイロで開催される20か国・地域(G20)首脳会議(サミット)に出席する予定のショルツ氏はベルリン空港で、「ウクライナはわれわれを信頼してほしい」「ウクライナを置き去りにした決定はあり得ない」と述べた。
ショルツ氏は15日にプーチン氏と電話会談したことで、ウクライナから批判を受けた。プーチン氏が西側の主要な指導者と会談したのは、約2年ぶりだった。
ショルツ氏はこの会談について「ドイツ、欧州、そして世界の多くの国々によるウクライナへの支持が弱まることを期待してはならないと伝えることが重要だった」と語った。
また、ドナルド・トランプ次期米大統領が、詳細抜きでウクライナ紛争の終結を公約していることも、プーチン氏との電話会談を行う動機になったと説明。「欧州の主要国(この場合はドイツ)の首脳が会談を行わないまま、近い将来、米ロ首脳会談が行われるのは良い考えではないだろう」と話した。
ショルツ氏は、プーチン氏との会話を通じて「ロシア大統領がこの戦争(ウクライナ紛争)についてあまり考えを変えていないことが確認できたが、これは朗報ではない」と述べた。
【翻訳編集】AFPBB News
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