ウクライナが米製ミサイルで本土攻撃なら「明確」に対応 ロシア警告
AFPBB News / 2024年11月19日 11時0分
米ニューメキシコ州ホワイトサンズ・ミサイル実験場で行われた、長距離地対地ミサイル「ATACMS (エイタクムス)」の実弾射撃試験(2021年12月14日撮影、資料写真)。(c)John Hamilton/AFP
【AFP=時事】ロシアのドミトリー・ペスコフ大統領報道官は18日、ウクライナが米国製長距離ミサイルを使用してロシア領内の目標を攻撃した場合、「明確な」対応を取ると警告した。
ジョー・バイデン大統領がウクライナに対して米国製長距離ミサイルをロシア領内の軍事目標への攻撃に使用するのを容認したことについて、ある米政府高官はAFPに対し、ミサイルに関するこの重要な政策転換は、ロシアが数千人の北朝鮮兵を紛争に投入したことへの対応だと述べた。
これに対しペスコフ氏は、「退任間近の米政権には明らかに、火に油を注ぎ、緊張をさらにエスカレートさせようという意図がある」と非難。ウラジーミル・プーチン大統領はロシアの立場をすでに明確に表明していると強調した。
プーチン氏は9月、西側諸国がウクライナに供与した長距離兵器によるロシア本土攻撃を容認すれば、北大西洋条約機構(NATO)とロシアとの「戦争」になると警告。
同国外務省も18日、そうした立場を繰り返す声明を発表。「ウクライナが長距離ミサイルを使用してわが国の領土を攻撃した場合、それは米国とその衛星国がロシアへの敵対行為に直接関与したものとみなす」とし、「適切かつ明確な」対応を取る構えを確認した。
【翻訳編集】AFPBB News
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