ウクライナ、英巡航ミサイルでロシア領初攻撃 英メディア

英国製の空中発射型巡航ミサイル「ストームシャドー」（2024年7月22日撮影）。(c)JUSTIN TALLIS / AFP

【AFP＝時事】英メディアは20日、英国政府が同国製の空中発射型巡航ミサイル「ストームシャドー」の使用を容認したことを受け、ウクライナが初めて同ミサイルをロシア領内に向けて発射したと報じた。

英紙フィナンシャル・タイムズは匿名の西側当局者の話として、ロシアの軍事標的少なくとも1か所に向けて、ストームシャドー複数発が発射されたと伝えた。

さらに、複数の政府関係者が英国が供与したストームシャドーが初めて使用されたことを認めたとしている。

英紙ガーディアンによれば、英政権は、ロシアが北朝鮮兵を国境に配備したことに対抗して使用を容認した。

ロシア政権寄りの軍事ブロガーらは、ウクライナが一部を占領するロシア西部クルスク州の標的に向けて、十数発が発射されたと記している。

ウクライナメディアは、ドローンで空撮した一点の爆発の映像を投稿。地下の軍司令部を標的にした可能性があると報じた。

ロシアもウクライナも、ストームシャドーによる攻撃を公式には認めていない。

【翻訳編集】AFPBB News