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ペンギンのひな100羽以上殺した牧羊業者に禁錮3年 アルゼンチン

AFPBB News / 2024年11月21日 13時9分

アルゼンチン南部チュブト州にあるプンタトンボ保護区から約18キロ離れたプンタクララの鉄条網沿いを歩くマゼランペンギン(2021年12月5日撮影)。(c)DANIEL FELDMAN / AFP

【AFP=時事】アルゼンチンの裁判所は20日、マゼランペンギン(別名パタゴニアペンギン)のひな100羽以上を殺したとして有罪判決を言い渡した牧羊業者に、動物虐待の罪で禁錮3年の判決を言い渡した。

南部チュブト州在住の牧羊業者は先月、2021年にマゼランペンギンの主要な繁殖地の一つがあるプンタトンボ保護区沿いの土地を開墾していた際に、ペンギンの巣数十か所を破壊し、ひなを殺したとして有罪判決を受けた。

アルゼンチン刑法は、初の有罪判決で3年以下の禁錮刑の場合、それに代わる刑を推奨しており、男が収監される可能性は低い。検察は禁錮4年を求刑していた。

事件を告発した環境団体グリーンピースは、有罪判決を「環境正義への重要な一歩」だと歓迎。



牧羊業者は、国が自身の土地への通路を設置せず、農場と保護区の境界も設定していなかったため、問題の土地を開墾する以外に選択肢はなかったと主張していた。

マゼランペンギンは、国際自然保護連合(IUCN)の「レッドリスト」で「低懸念」種に分類されており、個体数は減少しているものの、絶滅の恐れはない。

【翻訳編集】AFPBB News

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