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マスク氏、 政府支出と人員の大規模削減を示唆

AFPBB News / 2024年11月21日 15時44分

イーロン・マスク氏(2024年10月27日撮影)。(c)ANGELA WEISS/AFP

【AFP=時事】ドナルド・トランプ次期米大統領に「政府効率化省(DOGE)」のトップに指名された実業家のイーロン・マスク氏は20日、同職務の概要を説明するとともに、トランプ氏の大統領としての権限と保守派判事が優位を占める連邦最高裁の後押しを通じて、政府支出と人員の大幅削減を行う考えを示した。

マスク氏は米紙ウォール・ストリート・ジャーナルへの寄稿で、公共放送や人工妊娠中絶の権利団体「プランド・ペアレントフッド」への助成金を含む数千億ドルの政府支出と、米国の民主主義の「存続を脅かす」官僚主義を対象に改革を進めると主張した。

マスク氏は、トランプ氏を支持する実業家仲間で新組織の共同トップを務めることとなるビベック・ラマスワミ氏と共に、連邦政府の規制を大幅に撤廃し、行政の縮小とコスト削減に取り組むとした。



また、議会の承認を受けずに政府機関が打ち出した規制をDOGEがリスト化すると説明している。こうした規制は、トランプ氏が大統領令で無効にすることが可能となる。

マスク氏はさらに、規制撤廃で「連邦の官僚機構全体で大量の人員削減」への道が開かれることになるとし、DOGEは政府支出を5000億ドル(約77兆円)以上削減することを目指すと主張。

また「選挙による明白な民意と、連邦最高裁で保守派判事が6対3で多数を占めていることにより、DOGEは連邦政府の構造的な削減を行う歴史的な好機を得た」と述べている。

【翻訳編集】AFPBB News

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