脳振とうのイングランド代表カリー 日本戦は出場「可能」

ラグビーテストマッチ、イングランド対オーストラリア。オーストラリアのロブ・バレティーニ（中央）のタックルを受けて負傷するイングランドのトム・カリー（右、2024年11月9日撮影）。(c)Adrian Dennis/AFP

【AFP＝時事】ラグビーイングランド代表のアシスタントコーチは20日、先日の試合で脳振とうになったFLトム・カリーが、24日に行われる日本戦に向け「100パーセント健康で、プレーする準備」ができていると述べた。

カリーは9日に行われたオーストラリア戦の前半にロブ・バレティーニからタックルを受けた際に気絶し、フィールドを離れることになった。

カリーは9月に所属クラブの試合でも頭部を負傷しており、今季2度目の重度頭部外傷を受けた。カリーは過去2年で5回脳振とうを経験している。

しかしながらイングランドのアシスタントコーチを務めるアンドリュー・ストローブリッジ氏は、カリーが段階的な復帰手続きを完了させて日本戦に向けたトレーニングチームのメンバーに加わったと話している。

一方で、同じくオーストラリア戦で脳振とうになったイマニュエル・フェイワボソは、カリーとは異なり日本戦に出場できるほど回復が思わしくないという。

イングランドは11月のここまでのテストマッチでニュージーランド、オーストラリア、世界王者の南アフリカに敗れている。しかし、元代表ヘッドコーチ（HC）のエディー・ジョーンズ氏が率いる日本を相手にして、ここまで続いているテストマッチ5連敗を止めるというのが大方の予測となっている。

【翻訳編集】AFPBB News