シナー擁するイタリア、デ杯連覇に王手 豪下し決勝へ

男子テニスの国別対抗戦デビスカップ、準決勝、イタリア対オーストラリア。勝利を喜ぶイタリアのヤニック・シナー（2024年11月23日撮影）。(c)JORGE GUERRERO / AFP

【AFP＝時事】男子テニスの国別対抗戦デビスカップは23日、スペイン・マラガで準決勝の1試合が行われ、イタリアがオーストラリアを2勝0敗で下し、連覇に王手をかけた。

第1試合でマッテオ・ベレッティーニがタナシ・コキナキスとの死闘を6-7（6-8）、6-3、7-5で制すと、第2試合では世界ランキング1位のヤニック・シナーがアレックス・デミノーに6-3、6-4で快勝し、勝利を決めた。

24日の決勝ではオランダと対戦する。オランダは前日にドイツを退け、初の決勝に駒を進めている。

今季のシナーは四大大会（グランドスラム）の全豪オープンと全米オープン、最終戦のATPファイナルズを制しており、デビスカップ連覇も果たせば圧巻のシーズンを有終で飾ることになる。

これでシナーに0勝9敗となったデミノーは「彼が今年数え切れないほど勝ってきたのには理由がある。きょうも厳しい試合だった」と振り返り、シナーとの対戦は「多くの人が解けないパズルを解くような感じだ」と表現した。

【翻訳編集】AFPBB News