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物議醸した一酸化炭素吸入、UCIがWADAに判断求める

AFPBB News / 2024年11月27日 12時14分

スイスのエーグルにある国際自転車競技連合の本部(2021年7月1日撮影)。(c)Fabrice COFFRINI/ AFP

【AFP=時事】国際自転車競技連合(UCI)は26日、トップ選手も使用して物議を醸している一酸化炭素吸入について、世界反ドーピング機関(WADA)に「立場を明確にするよう」求めた。

一酸化炭素吸入はまだ違法ではないが、血液中の赤血球のレベルに影響を与えると信じられており、繰り返し行うことで高度トレーニングに似た効果を生む可能性があるため、WADAは何らかの判断を下す可能性が高い。

ツール・ド・フランスで総合優勝を果たしているタデイ・ポガチャルとヨナス・ヴィンゲゴーは、この方法を実践したことが知られている。

UCIは「チームや選手に対して、一酸化炭素の吸入を繰り返さないよう明確に求めている。許容されるのは医療目的での1回の吸入のみだ」と発表。「WADAに対して、この方法の使用に対する立場を明確にするよう、公式に要請している」とした。



この件では今夏のツール期間中、自転車競技の専門ウェブサイトが、少なくともイスラエル・プレミアテックとポガチャルの所属するUTE、ヴィンゲゴーのチーム・ビスマ・リースアバイクがこの方法を用いていることを報じていた。

ポガチャルは一酸化炭素吸入について問われた際、一度は知らない様子を見せていたが、その翌日、医療関係者の監督の下で一度だけ吸入したことを認め、「体が高度にどう反応するかをテストする装置だ」と話していた。

【翻訳編集】AFPBB News

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