出場停止中のライアン・ガルシア、大晦日に安保瑠輝也とエキシビへ

ボクシング、WBC世界スーパーライト級タイトルマッチ。デビン・ヘイニー（右）と対戦するライアン・ガルシア（2024年4月20日撮影）。(c) Al Bello/Getty Images/ AFP

【AFP＝時事】格闘技団体「RIZIN」は27日、ボクシング元WBC世界ライト級暫定王者のライアン・ガルシア（米国）と元K-1王者の安保瑠輝也が、大晦日にさいたまスーパーアリーナでエキシビションマッチを行うと発表した。

だが、ガルシアのプロモーターを務めるゴールデンボーイ・プロモーションは、発表の直後に声明を出し、同社はガルシアの試合の「独占権」を持っているとした上で、RIZIN側には開催に必要な承認を与えていないと明かし、「きょう現在、ライアン・ガルシアが出場する興行は決まっていない」と主張。試合開催に難色を示している。

ガルシアは、4月に行われたデビン・ヘイニー（米国）とのWBC世界スーパーライト級タイトルマッチ前にドーピング検査で失格となり、現在はニューヨーク州アスレチック・コミッションから1年の資格停止処分を受けている。

RIZINによると、試合はキャッチウエイトの体重69.4キロ契約、2分8ラウンドのボクシングルールで行われる。

米ロサンゼルスで行われた会見で、ガルシアは安保に「勉強させてやる」と言い放ち、「ノックアウトして、帰りの飛行機を楽しみたい」とコメントした。

対する安保は7月にマニー・パッキャオ（フィリピン）ともボクシングのエキシビションで対戦し、ドローに持ち込んでいる。

【翻訳編集】AFPBB News