ヒズボラ、イスラエルに対する「勝利」宣言

レバノン南部カナで、イスラエルとヒズボラの停戦が発効したことを受けて避難民が自宅に戻る中、あいさつを交わす女性たち（2024年11月27日撮影）。（c）Anwar AMRO/AFP

【AFP＝時事】レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラは27日、イスラエルとの停戦が発効して以来初となる声明を出し、イスラエルに対して「勝利」を収めたと宣言した。

イランの支援を受けるヒズボラは、「全能の神からの勝利が正義の側に味方した」と主張。戦闘員は「イスラエルの敵対的な野心や攻撃に対処するために完全な即応体制を維持する」としつつも、停戦やその条件については直接言及しなかった。

ヒズボラは声明で、イスラエル軍が「町を占領して拠点を作る試み」やヒズボラの越境攻撃を阻止する試み、「望んでいたような軍事・安全保障上の緩衝地帯を確立する試み」に失敗したと続けた。

停戦合意は、ヒズボラがイスラエル国境から約30キロ離れたリタニ川の以北に撤退し、レバノン南部の軍事インフラを解体することを要求している。

【翻訳編集】AFPBB News