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中国、「不当拘束」の米国人3人を釈放

AFPBB News / 2024年11月28日 16時10分

米カリフォルニア州ウッドサイドで、会談前にあいさつを交わす中国の習近平国家主席(右)とジョー・バイデン大統領(2023年11月15日撮影、資料写真)。(c)Brendan SMIALOWSKI/AFP

【AFP=時事】米当局は27日、中国が不当に拘束していた米国人3人を釈放したと発表した。退陣するジョー・バイデン政権にとって、主要目標を達成した形となった。

釈放されたのはマーク・スウィダン氏、カイ・リー氏、ジョン・レオン氏の3人。米国務省が中国で不当拘束されていると分類している最後の3人だが、活動家や家族らは他にも米国人が拘束されていると主張している。

アントニー・ブリンケン国務長官は、家族の再会の場でもある米国の祝日「感謝祭にちょうど間に合うタイミングの帰国となった」3人全員と話をしたと述べた。

ブリンケン氏はX(旧ツイッター)で「彼らが健康で、間もなく愛する家族と再会できることをうれしく思っていると伝えた」と明らかにした。



消息筋によれば、米国と中国は囚人交換で合意し、3人と引き換えに米国で拘束されている中国人3人が釈放される。

スウィダン氏は2012年末、中国に出張した際に麻薬関連容疑で拘束された。家族と支援者は、スウィダン氏が麻薬を所持していた証拠はなく、運転手と通訳にぬれぎぬを着せられたと主張している。

中国で拘束されている人々を支援する「対話基金会」によると、スウィダン氏は拘束初期に睡眠と食事を奪われ、体重が45キロ以上減少したとされる。

リー氏は中国・上海生まれで米国籍を取得した。航空技術の輸出事業を営んでいたが、国家機密を米当局に送った疑いで2016年に拘束され、スパイ罪で有罪判決を受けた。

レオン氏は70代の米国人で、香港の永住権を所持している。同氏もスパイ罪で有罪判決を受けた。

【翻訳編集】AFPBB News

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