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15〜19歳の少女・女性のHIV感染率の高さに警鐘 ユニセフ

AFPBB News / 2024年11月30日 9時41分

フィリピン・マニラでエイズ撲滅を訴えるイベントに参加する人々(2023年12月2日撮影、資料写真)。(c)Ted ALJIBE/AFP

【AFP=時事】国連児童基金(ユニセフ)は「世界エイズデー」の12月1日に先立つ29日、少女と若い女性のHIV(ヒト免疫不全ウイルス)新規感染率の高さに警鐘を鳴らした。

ユニセフの報告書によると、2023年の15〜19歳の少女・女性のHIV新規感染者は9万6000人、少年・男性は4万1000人で、10代の新規感染者の70%を少女・女性が占めた。サハラ以南のアフリカ諸国では90%に上った。

成人のHIV感染者の77%は抗レトロウイルス療法を受けているが、14歳以下では57%、15〜19歳では65%にとどまっている。

HIV感染者全体で14歳以下が占める割合は3%にすぎないが、2023年のエイズ関連死全体の12%を占め、7万6000人に上った。



ユニセフのアヌリタ・バンHIV/エイズ担当副部長は、「治療や予防サービスを受けられる機会は拡大しているにもかかわらず、若年層はそうした恩恵を十分に受けていない」と指摘。

「あらゆる人への治療を拡大するリソースや取り組みに投資を行う際に、HIVに感染している子どもたちを優先するべきだ。これには、革新的な検査技術の拡大も含まれる」と訴えている。

【翻訳編集】AFPBB News

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