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ジョコビッチ、自身との共通の経験がマレーを「完璧なコーチ」にする

AFPBB News / 2024年11月30日 11時7分

2022年のレーバー・カップ開幕に先立ち行われた公開練習で、ポーズを取るアンディ・マレー(左)とノバク・ジョコビッチ(2022年9月22日撮影)。(c)Glyn KIRK / AFP

【AFP=時事】男子テニスのノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、来年1月の全豪オープンで歴代最多通算25度目の四大大会(グランドスラム)制覇を目指す中で、自身との共通の経験がアンディ・マレー氏を「完璧なコーチ」にするだろうと期待を寄せた。

ジョコビッチとマレー氏は、先日引退したラファエル・ナダル氏と2022年に競技を退いたロジャー・フェデラー氏とともに、いわゆる「ビッグ4」として一時代を築いた。

マレー氏は現役時代にグランドスラム通算3勝を誇ったが、長年にわたるけがとの闘いについに屈し、今年のパリ五輪を最後に37歳で現役生活に幕を下ろした。

そして前週、ジョコビッチはオフシーズンと来年のグランドスラム初戦に向けて、誕生日がわずか1週間違いで同い年であるマレー氏とのタッグを電撃発表した。



ジョコビッチは英スカイスポーツのインタビューで、マレー氏が当初はかなり驚いていたものの「すぐに打ち解けた」と明かし、「自分のキャリアのこの段階で何が必要かを考えていた。というのも、3月に(元)コーチのゴラン・イワニセビッチ氏との関係を解消したからだ。彼とはともに多くの結果を出したし、長年一緒に仕事をした」「だから約6か月間、本当にコーチが必要かどうか、もし必要なら誰が適任で、コーチとしてどのような経歴が必要か考えた」と説明した。

さらに、「いろいろな名前を検討していた中で、今の自分にとって完璧なコーチは、自分と同じ経験してきた人、できれば複数回のグランドスラム制覇を果たした元(世界)ナンバーワンだと気づいた」「あらゆる人選を考えていたとき、チームとの間でアンディ・マレーの話が出てきた」と語った。

今年のパリ五輪で悲願の金メダルに輝いたジョコビッチは、グランドスラムではマーガレット・コート氏と並ぶ歴代最多のタイトル獲得数を誇っているが、2024年シーズンは2017年以来のメジャー無冠に終わった。

マレー氏との協力関係は自身でも驚きだったと告白したジョコビッチは、男子テニス界のトップで新たな勢力を確立しているヤニック・シナー(イタリア)やカルロス・アルカラス(スペイン)らに対抗する上で、マレー氏をチームに加えることが助けになることを期待している。

ジョコビッチは、「まだ体がよく動いていると感じているので、強く挑戦し続けていく。グランドスラムで優勝し、さらなる歴史を築いていくモチベーションはまだある」「それがアンディに共闘を頼んだ最も大きな理由の一つだ。まだ大きな計画がある限り、前進し続けていく」と意欲を示した。

【翻訳編集】AFPBB News

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