マダガスカル固有種のキツネザル、密輸先から返還

マダガスカルに返還されたキツネザルの固有種、ワオキツネザル。首都アンタナナリボで（2024年12月1日撮影）。(c)RIJASOLO/AFP

【AFP＝時事】タイに密輸されたマダガスカル固有種のキツネザル「ワオキツネザル」16匹が1日、同国に返還された。

長期にわたる捜査により、国際的なペット密輸ネットワークが解体され、今回の返還が実現した。首都アンタナナリボの空港には、木箱に入ったキツネザルが到着した。

マダガスカルの環境省は、タイに密輸されたブラウンキツネザル数十匹の他、固有種のカメ2種、計900匹以上が今週中に返還される予定と発表した。

密輸された4種については、ワシントン条約（CITES）で絶滅の恐れがあるとされている。

【翻訳編集】AFPBB News