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コンゴ、原因不明の病気に「最大限の警戒」

AFPBB News / 2024年12月6日 10時7分

コンゴの首都キンシャサで記者会見を行うサミュエルロジャー・カンバ保健相(資料写真、2024年8月19日撮影)。(c)Hardy_Bope/AFP

【AFP=時事】アフリカのコンゴ(旧ザイール)は5日、1か月余りで数十人が死亡した謎の病気に対して「最大限の警戒態勢」を敷いていると述べた。

この病気では発熱、頭痛、せきといったインフルエンザに似た症状が出ており、コンゴ当局は「未知の公衆衛生事象」と説明している。

この病気は10月下旬に初めて確認された。これまでに症例が確認されたのは、首都キンシャサから南東に約700キロ離れたクワンゴ州パンジ地区に限られている。

サミュエルロジャー・カンバ保健相はキンシャサで記者団に、「われわれは最大限の警戒態勢を敷いている。これは監視が必要なレベルの疫病と考えている」と語り、医療施設で確認された死者数は27人に上ると述べた。



カンバ氏は、さらに44人の死亡がパンジで報告されていることに言及し、これには「他の原因」が関係している可能性があると述べた。

パンジへの陸路でのアクセスは困難が伴う。同地区では医療資源が限られており、住民は飲料水や医薬品の不足にも直面している。

カンバ氏によると、同地区の住民の60%以上、特に子どもたちが栄養失調に苦しんでおり、これは国内でも高い水準にある。

また、パンジは2年前に深刻な腸チフスの流行に見舞われた。

初期データによると、原因不明の病気は特に若年層で広がっており、患者の40%が5歳未満だ。

カンバ氏によると、専門家は呼吸器系に影響を与える病気であると断定しているが、コロナウイルスの可能性は排除している。

【翻訳編集】AFPBB News

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