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豪ブレイキン選手題材のミュージカル中止に 弁護士から圧力

AFPBB News / 2024年12月10日 11時2分

パリ五輪、ブレイキン女子。演技に臨むオーストラリアのレイチェル・ガン(2024年8月9日撮影)。(c)Odd ANDERSEN / AFP

【AFP=時事】パリ五輪のブレイキン女子での演技が世界的に嘲笑の的となったオーストラリアのレイチェル・ガン(ダンサー名:レイガン)選手(37)を題材にしたミュージカルが中止された。ガン選手の評判が傷つくことを恐れた法務チームから圧力があったためだという。

作品ではガン選手がパリ五輪で披露したダンスの動きが登場する予定で、もともと7日に初日を迎えるはずだった。

ガン選手はパリ五輪でカンガルーやスプリンクラーの動きをまねた独特なダンスを披露したが、審判の評価を得られず、着用していたウエアと合わせてネット上や深夜のトーク番組でやゆされた。

ミュージカルでガン選手を演じる予定だったコメディアンの女性が前週末にソーシャルメディアで語ったところによると、ガン選手の弁護士から会場に連絡があり、法的措置を示唆されたという。



女性によると、弁護士はガン選手が「カンガルーダンスの権利を保有している」ため、そのダンスの動きを行うことは許されないと主張した。

女性は、日を改めてショーを行う意向を示し、法的な懸念を和らげるためにレイガン(Raygun)のスペルを変えて「i」を追加するとしている。

一方、ガン選手のマネジメント会社は豪ABCで、同選手の「強く尊敬される」イメージを維持したいと話し、「ショーのために多大な努力と責任ある仕事が費やされたことは大いに尊敬しているが、レイチェルの創造的権利と彼女の作品の完全性を守るために必要な措置を講じなければならない」と説明している。

ガン選手は先日、五輪後に受けた攻撃を理由に、競技からの引退を表明した。

【翻訳編集】AFPBB News

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