マンUがマンCに劇的勝利 チェルシーは首位に接近

24-25イングランド・プレミアリーグ第16節、マンチェスター・シティ対マンチェスター・ユナイテッド。勝利を喜ぶマンチェスター・ユナイテッドの選手（2024年12月15日撮影）。(c)Paul ELLIS/ AFP

【AFP＝時事】24-25イングランド・プレミアリーグは15日、第16節の試合が行われ、マンチェスター・シティとマンチェスター・ユナイテッドのダービーは、終盤に2ゴールを決めたユナイテッドが2-1の逆転勝利を飾り、シティのジョゼップ・グアルディオラ監督にさらなる痛手を与えた。一方、チェルシーはリーグ首位のリバプールに勝ち点2ポイント差まで迫る勝利を挙げた。

エティハド・スタジアムで行われた注目のダービーは、ホームのシティがヨシュコ・グヴァルディオルのゴールで先制したが、ユナイテッドもブルーノ・フェルナンデスが88分に同点のPKを決めると、アマドゥ・ディアロが2分後に決勝点を挙げて2-1の勝利を収めた。

過去10年間にわたりイングランドサッカーを支配してきた昨季王者のシティだが、これで直近は公式戦11試合で1勝しかできておらず、グアルディオラ監督は必死に解決策を模索している。チームは1試合消化が少ないリバプールに勝ち点9差をつけられ、欧州チャンピオンズリーグ出場圏外の5位に転落した。

一方、就任後のリーグ4試合で1勝しかできていなかったユナイテッドのルベン・アモリム新監督にとっては、大きな安心をもたらす一勝となった。ただし、トッテナム・ホットスパーが最下位サウサンプトンを5-0で粉砕したこともあり、順位は13位のままとなっている。

エンツォ・マレスカ新監督の下で好調を維持するチェルシーは、ホームでブレントフォードを2-1で下し、勝ち点36の首位リバプールまで2ポイント差に迫った。

前半から試合を支配したチェルシーは、ハーフタイム間際にマルク・ククレジャがノニ・マドゥエケのクロスに頭で合わせて順当に先制すると、ニコラス・ジャクソンが80分に追加点。その後、ブレントフォードのチーム得点王ブライアン・ムベウモに1点を返されたが逃げ切った。

チェルシーはこれで5連勝を飾り、アーセナルとシティが苦戦する中、リバプールの最大のライバルとなる可能性が高まっている。

他会場では、イスマイラ・サールが2得点を挙げたクリスタルパレスがブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCに3-1で勝利し、降格圏との勝ち点差を4ポイントとした。

また、ウォルバーハンプトン・ワンダラーズのガリー・オニール監督とサウサンプトンのラッセル・マーティン監督が、不振の代償を払わされる形で共に解任されている。

【翻訳編集】AFPBB News