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タブラ奏者ザーキル・フセインさん死去 73歳 グラミー賞4度受賞

AFPBB News / 2024年12月16日 18時0分

インドの打楽器タブラを演奏するザーキル・フセインさん(2019年7月27日撮影、資料写真)。(c)Manjunath KIRAN / AFP

【AFP=時事】インドの打楽器タブラの世界的奏者ザーキル・フセインさんが死去した。73歳。肺疾患のため米国で亡くなったとする家族の声明を16日、米メディアが報じた。

フセインさんはグラミー賞を4度受賞し、タブラを世界的に愛される楽器に変えた。数十年にわたるキャリアの中で、ビートルズの故ジョージ・ハリスンさん、グレイトフル・デッドのミッキー・ハートさん、ジャズミュージシャンのジョン・ハンディさんら数多くのミュージシャンとコラボレーションした。

インド古典音楽の弦楽器「サロード」演奏の巨匠、アムジャッド・アリ・カーンさんは「天国でも観客を魅了し続けるだろう」と追悼の意を表した。

インドのナレンドラ・モディ首相は、フセインさんについて「インドの古典音楽の世界に革命を起こした真の天才として記憶されるだろう」とし、「タブラを世界の舞台に持ち込み、比類なきリズムで何百万人もの人々を魅了した」と称賛した。



1951年生まれのフセインさんは、70年に米国に移住。後に英国のギタリスト、ジョン・マクラフリンさんとフュージョンバンド「シャクティ」を結成した。

シャクティが2023年に発表したアルバム「This Moment」は、24年のグラミー賞でグローバル音楽アルバム賞を獲得した。

【翻訳編集】AFPBB News

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