イスラエル、戦後もガザの「治安管理」継続 カッツ国防相
AFPBB News / 2024年12月18日 10時17分
イスラエルが占領するゴラン高原のヘルモン山で、安全保障について協議するイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相(中央右)とイスラエル・カッツ国防相(中央左)ら。同国政府報道局提供(2024年12月17日撮影)。(c)AFP PHOTO / Handout /GPO
【AFP=時事】イスラエルのイスラエル・カッツ国防相は17日、イスラム組織ハマスとの戦闘終結後のパレスチナ自治区ガザ地区について、イスラエルが治安管理を担当し、同国軍は自由に行動することになるとの見解を示した。
カッツ氏はX(旧ツイッター)で、「ガザでハマスの軍事・行政能力を排除した後、イスラエルが同地の治安維持を担当し、(同国軍は)完全に自由に行動することになる」と述べ、これは自身の「見解」だと補足した。
また、将来のガザの管理については、イスラエルが1967年から占領しているパレスチナ自治区ヨルダン川西岸と「全く同じ」であるべきだと主張した。西岸ではイスラエル軍がたびたび強制捜査を実施している。
2023年10月7日のハマスによる越境攻撃に対してイスラエルが報復攻撃を開始してから1年以上が経過しているが、ガザの戦後統治の問題は今も未解決となっている。
カッツ氏の前任のヨアブ・ガラント前国防相は、イスラエルがガザを長期間にわたって支配することに断固反対していた。
だが、ベンヤミン・ネタニヤフ首相は11月、戦争の方針をめぐる意見の相違を理由にガラント氏を解任。後任にカッツ氏を据えた。同国のアナリストによれば、カッツ氏はネタニヤフ氏の見解を支持する可能性が高いとされる。
【翻訳編集】AFPBB News
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