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「カイロス」2号機打ち上げ失敗 民間ロケット 和歌山

AFPBB News / 2024年12月18日 17時52分

今年3月の打ち上げ直後に爆発したスペースワンの小型ロケット「カイロス」初号機。和歌山県串本町で。テレビ和歌山の映像からの静止画(2024年3月13日取得、資料写真)。(c)AFP PHOTO / AFPTV via Wakayama Telecasting Corp. (WTV)

【AFP=時事】宇宙開発ベンチャー企業スペースワン(東京都)は18日、人工衛星を搭載した小型ロケット「カイロス」2号機を和歌山県にある自社の発射場で打ち上げたが、らせん状に降下する様子が見られ、同社は打ち上げに失敗したと発表した。

固体燃料が使用されているカイロスには、台湾の宇宙機関や民間企業などの小型人工衛星5基が搭載されていた。

人工衛星の軌道投入に成功していれば、民間企業によるロケットとしては日本国内初の事例になるはずだったが、今年3月には打ち上げ直後にロケットが爆発し、2回連続の打ち上げ失敗となった。

スペースワンは同日午後からの記者会見で、「今回のミッションは最終段階まで達成させることができなかった」ため、「飛行中断の措置が取られた」と発表。「一刻も早く、今回の結果の原因を究明し、再発防止策を明らかにする」とし、「次の挑戦に臨みたい」とした。



スペースワンは、世界中で需要が拡大している衛星打ち上げ事業への参入を目指し、キヤノン電子、IHIエアロスペース、清水建設、日本政策投資銀行などの共同出資で2018年に設立された。

【翻訳編集】AFPBB News

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