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カナダが51番目の州になるのは「素晴らしいアイデア」 トランプ氏

AFPBB News / 2024年12月19日 9時0分

ドナルド・トランプ次期米大統領(左)とカナダのジャスティン・トルドー首相(2024年11月29日作成)。(c)CHARLY TRIBALLEAU and Ludovic MARIN/AFP

【AFP=時事】ドナルド・トランプ次期米大統領は18日、カナダが米国の51番目の州になるのは「素晴らしいアイデア」だと述べ、カナダ政府が政治的混乱に見舞われる中、「多くのカナダ国民」が歓迎しているとほのめかした。

トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、「多くのカナダ国民は、カナダが米国の51番目の州になることを望んでいる」「税金と防衛費を大幅に節約できる。素晴らしいアイデアだと思う。51番目の州!!!」と述べた。

トランプ氏がこのアイデアを公に語ったのは初めてではないが、特にカナダのクリスティア・フリーランド副首相兼財務相が16日に電撃辞任したこの時期においては、悪趣味なジョークだと受け取る人もいる。



カナダの世論調査会社「レジェ」が今週実施した世論調査では、カナダ国民の13%が米国への併合を支持していることが判明した。

トランプ氏は11月下旬、フロリダ州にある私邸「マーアーラゴ」でカナダのジャスティン・トルドー首相と夕食を共にした際にも同様のコメントをした。この時には大笑いが起きたと報じられている。

FOXニュースによれば、トランプ氏は、カナダが米国に併合されれば、カナダからのすべての輸入品に25%の関税を課すという脅しの原因となっているオピオイド系鎮痛剤「フェンタニル」の密輸に関する懸念が解消されるだけでなく、不法移民を食い止めることもできると示唆した。ただし、不法移民問題は、主に米南部国境で起きている。

トランプ氏の提案に対し、カナダ側は眉をひそめ、「面白くない」、屈辱的だ、トランプ氏によるあからさまな脅しだとの声も上がった。

それ以来、トランプ氏はソーシャルメディアへの投稿で、トルドー氏を「カナダ州知事」と繰り返し呼んでいる。

今週フリーランド氏が副首相を辞任し、トルドー氏の辞任を求める声が高まって以来、トランプ氏の口撃に対するカナダ国民の懸念は高まっている可能性がある。

【翻訳編集】AFPBB News

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