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米国初の鳥インフル重症例、警戒高まる

AFPBB News / 2024年12月19日 12時26分

鳥インフルエンザウイルスA(H5N1)粒子(青)のカラー化された透過型電子顕微鏡写真。米疾病対策センター(CDC)と国立アレルギー感染症研究所提供(撮影日不明、2024年11月22日取得)。(c)National Institute of Allergy and Infectious Diseases/AFP

【AFP=時事】米疾病対策センター(CDC)などは18日、南部ルイジアナ州在住の高齢者1人が高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)に感染し、重症だと発表した。鳥インフルエンザのパンデミック(世界的な大流行)への懸念が高まる中、米国内で人の重症例が報告されたのは初めて。

米国で今年4月以降に報告された鳥インフルエンザの感染者数は、これで61人となった。これまでの感染者はいずれも軽症で、自宅療養していた。

CDCによると、ルイジアナ州の患者は裏庭で飼育していた病気の鳥や死んだ鳥に接触していた。

ルイジアナ州保健局はAFPに、「患者はH5N1感染に関連する重度の呼吸器疾患を患っており、現在入院している。重篤な状態だ」と明らかにした。患者は基礎疾患を有し、65歳以上だという。



カナダでも先月、10代の重症患者が入院。この患者とルイジアナ州の患者のウイルスは、いずれも遺伝子型がD1.1で共通している。

こうした中、米国で最も人口の多いカリフォルニア州は非常事態を宣言。ギャビン・ニューサム知事は州の監視態勢を強化し、農業部門を支援すると表明した。

【翻訳編集】AFPBB News

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