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シリア新指導者、全兵器は「国家管理下に」

AFPBB News / 2024年12月23日 11時12分

シリアの首都ダマスカスで、タハリール・アルシャーム機構(HTS)の指導者アブ・ムハンマド・ジャウラニ氏(本名アフマド・シャラ氏、右)に迎えられるトルコのハカン・フィダン外相(2024年12月22日撮影)。(c)TURKISH FOREIGN MINISTRY/AFP

【AFP=時事】シリアを長年支配したアサド政権に攻勢を仕掛け、2週間前に政権を掌握した暫定政府を主導する、旧反体制派の指導者アブ・ムハンマド・ジャウラニ(本名アフマド・シャラ)氏は22日、国内に存在する武器はすべて国家の管理下に置かれると表明した。クルド人主導の民兵組織「シリア民主軍(SDF)」が保有する武器も含まれるとしている。

シャラ氏が率いるタハリール・アルシャーム機構(HTS)をはじめとする旧反体制派は今月8日、首都ダマスカスを制圧。バッシャール・アサド大統領から政権を奪取した。その旧反体制派内では、トルコが支援する勢力が重要な役割を果たしてきた。

シャラ氏は22日、トルコのハカン・フィダン外相との会談後に臨んだ共同記者会見で、各勢力は今後「解散を宣言し、軍に編入される」と説明。「革命勢力であれ、SDFの活動地域内の勢力であれ、国家の管理外に武器が存在することは絶対に許されない」と述べた。



また、キリスト教やイスラム教の「各宗派や少数派」について、相互間の攻撃や、それを利用しようとする「外部勢力」の攻撃から守るとも宣言。「シリアはすべての人々の国であり、共存できる」と強調した。

フィダン外相は、シリアに対する制裁を「できるだけ早く解除するべきだ」と発言。国際社会に対し、「シリア再建に向け、避難民が帰還するための支援」を呼び掛けた。

シャラ氏は、数日前までの軍服姿ではなく、スーツ姿で大統領府での会談に臨んだ。また、これまで使用していた偽名ではなく、本名を名乗り始めている。

【翻訳編集】AFPBB News

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