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バルト海ケーブル断線、関与疑い船の捜査要請に中国応じず スウェーデン外相

AFPBB News / 2024年12月24日 10時23分

デンマーク・スウェーデン間のカテガット海峡に停泊する中国船「伊鵬3号」(2024年11月20日撮影)。(c)Mikkel Berg Pedersen / Ritzau Scanpix / AFP

【AFP=時事】スウェーデンのマリア・マルメル・ステネルガード外相は23日、バルト海で海底通信ケーブルの断線が相次いだことに関連し、関与の疑いが持たれている中国船を対象とする各国当局による調査への協力を中国が約束していたにもかかわらず、スウェーデン検察の捜査要請は拒否されたことを明らかにした。

ケーブル断線は11月17、18の両日、スウェーデンの領海内で発生。船舶追跡サイトによれば、当時、中国船「伊鵬3号」が現場海上を航行していたことから、同船の関与が疑われている。

同船は事故後、スウェーデン・デンマーク間のカテガット海峡の国際水域に停泊していたが、21日に北に向かって航行を再開。中国外務省の毛寧報道官は23日、乗組員の身体的・精神的な健康の確保のため、「包括的な評価および関係当事者との協議の結果、運航再開を船主が決定した」と説明した。



これに対しステネルガード氏はAFPに寄せた声明で、「中国による調査に関連してスウェーデン警察もオブザーバーとして乗船していた。同時に、検察による捜査要請に中国が応じていないことを確認している」と述べた。

【翻訳編集】AFPBB News

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