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1500人超が集団脱獄、大統領選後の騒乱に乗じ モザンビーク

AFPBB News / 2024年12月26日 14時34分

モザンビークの首都マプトで燃えるバリケードのそばに立つ治安要員(2024年12月24日撮影)。(c)Amilton Neves / AFP

【AFP=時事】アフリカ南東部モザンビークで25日、大統領選後の混乱に乗じて受刑者1500人以上が脱走した。同国では10月の大統領選で与党党首が勝利した結果に不正を指摘する声が上がる中、同国では23日から騒乱が激化している。

警察長官のベルナルディーノ・ラファエル氏は記者会見で、首都マプトから約15キロの距離にある厳重な警備が敷かれた刑務所から計1534人の受刑者が脱走したと発表。刑務官との衝突により、脱走を試みた受刑者33人が死亡、15人が負傷した。さらに軍の支援を受けた捜索で約150人を拘束したと明らかにした。

10月9日に実施された大統領選の結果をめぐっては不穏な状態が続いていたが、憲法評議会は23日、1975年から政権を握っているモザンビーク解放戦線(FRELIMO)の勝利を承認する判断を下した。



同党のダニエル・チャポ氏の得票率は65.17%だったが、主要な対立候補で野党のベナンシオ・モンドラネ党首は、集計結果は不正に操作され、別の集計結果では自身が勝利するべき得票率を獲得していたと主張。それぞれの党の支持者間での衝突が懸念されていた。

AFP特派員によると、23日には、すでに略奪された店舗や公共施設に加え、救急車や薬局などが火を付けられる事態に発展。25日にはマプト市内の複数地域にバリケードが設置され、移動が制限される一方、破壊行為も続いた。

【翻訳編集】AFPBB News

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