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フィンランド、ケーブル損傷の疑いでタンカー捜査 ロシアから出航

AFPBB News / 2024年12月27日 12時16分

フィンランド国境警備隊の警備船(手前)とタンカー「イーグルS」。フィンランドのポルッカラ半島近海で。国境警備隊提供(2024年12月26日公開)。(c)Handout/Finnish Border Guard/AFP

【AFP=時事】フィンランド当局は26日、同国とエストニアを結ぶ送電用海底ケーブルを損傷させた疑いで、ロシアの港から出航した石油タンカーを捜査していると発表した。

25日、フィンランドからエストニアに電力を送る海底ケーブル「エストリンク2」が送電網から切断された。

フィンランド国家捜査局は、南太平洋のクック諸島船籍の石油タンカー「イーグルS」に対し、「重大な破壊工作」の疑いで捜査が始まったと発表した。

警察は、タンカーのいかりがケーブルを損傷した可能性があるとみている。

フィンランド税関長は現時点での推測として、タンカーは「影の船団」に属し、ロシアの港で無鉛ガソリンを積んだと述べた。

影の船団は、ロシアのウクライナ侵攻をめぐり禁輸措置が取られたロシア産の原油や石油製品を輸送する船舶を指す。



バルト海では11月にも、スウェーデン領海で通信ケーブル2本が切断された。

エストニアのマルグス・ツァフクナ外相は、「重要な海底インフラへの損害が頻繁に発生しており、それが事故や単なる操縦ミスであるとは信じがたい」と述べた。

【翻訳編集】AFPBB News

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