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ブラジル当局、中国EV大手を捜査 「人身売買」疑いで

AFPBB News / 2024年12月28日 12時32分

ブラジル・バイア州カマカリで、比亜迪(BYD)の工場を建設していた作業員163人が救出された宿舎(2024年12月24日提供)。(c)AFP PHOTO / BRAZIL'S FEDERAL PUBLIC MINISTRY / HANDOUT

【AFP=時事】ブラジル当局は27日、中国の電気自動車(EV)最大手、比亜迪(BYD)とその下請け会社1社について、BYDのブラジル工場建設現場で働いていた中国人労働者の「人身売買」の疑いで捜査していると発表した。

ブラジル政府の声明によれば、北東部バイア州にあるBYDの工場建設現場で「奴隷のような状態」で働かされていた中国人作業員163人が救出されたのを受け、連邦検察が刑事事件として立件できるか否かを検討している。

BYDの下請け会社、錦江建設ブラジルに雇用されていた163人については、「労働搾取を目的とした国際的な人身売買の犠牲者」との見方を示している。

中国外務省の毛寧報道官は、「当該報道に留意しており、現在状況を確認中だ」「(中国政府は)労働者の正当な権利と利益の保護を非常に重視しており、中国企業に対しては法規に従って事業を行うよう常に求めている」と述べた。

BYDと錦江建設は26日にブラジルの関連省庁から事情聴取を受け、「救出された労働者の保護に協力することを約束した」とされる。

【翻訳編集】AFPBB News

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