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ジョコビッチ、テニス界のドーピング処分に透明性求める

AFPBB News / 2024年12月29日 15時49分

テニス、ブリスベン国際の開幕を控え、会場でのトレーニングに臨むノバク・ジョコビッチ(2024年12月28日撮影)。(c)Patrick HAMILTON/AFP

【AFP=時事】男子テニスのノバク・ジョコビッチ(セルビア)は29日、ランキングの高い選手が他の選手と異なる扱いを受けているように見えると述べ、ドーピングによる出場停止処分について透明性の向上を求めた。

通算24度の四大大会(グランドスラム)制覇を誇るジョコビッチは、ニック・キリオス(オーストラリア)が前日にテニス界の整合性が「ひどい」と語ったことに同意した。

両選手は、ヤニック・シナー(イタリア)やイガ・シフィオンテク(ポーランド)のドーピング違反を受けて発言。ジョコビッチはこの問題について統括団体の透明性がより高くなる必要性を論じた。

ブリスベン国際ではキリオスとダブルスに出場するジョコビッチは、「ニック(キリオス)の透明性と手続きの一貫性、ケースごとの比較に関しては、いくつかの正当なポイントがあると思う」と述べた。



「1年以上も自身のケースが解決されるのを待っている選手がいるから、問題は一貫性と透明性だ」

ジョコビッチは、シナーがトレーナーの汚染によってクロステボール(clostebol)に陽性反応を示したと述べたとき、彼を信じると話していたが、他の選手たちは全過程を通じて「暗闇の中に置かれていた」と主張した。

「5か月間暗闇の中に置かれていた」「彼(シナー)は4月に陽性反応のニュースを受け取り、発表は8月、全米オープンの直前だった。ATP(男子プロテニス協会)は、そのケースをなぜ公にしなかったのかについて深く話していない」「その後、(シモナ・)ハレプのケースとシフィオンテクのケースがWTA(女子テニス協会)ツアーで起こった。テニス界にとって良いことではない」

ジョコビッチは「ただシステムの動き方に疑問を持っている」「なぜ特定の選手が他の選手と同じように扱われないのか。もしかしたらランキングの理由があるのかもしれないし、他の選手にはより多くの財政的支援や強力な法務チームがあるのかもしれない」と続けた。

シナーは、3月に行われた検査で禁止薬物のクロステボール代謝物に2度の陽性反応を示した。テニスの不正監視団体ITIAは、切り傷の治療薬が入ったスプレーを使用した理学療法士から処置を受けた際に薬物が体内に混入したとのシナーの主張を受け入れ、出場停止処分を科さなかった。一方で世界反ドーピング機関(WADA)はシナーの無罪放免に不服を唱え、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に異議を申し立てている。一方でシフィオンテクは、8月に行われた競技外検査で狭心症の治療薬トリメタジジン(Trimetazidine)の陽性反応を示した。しかし、ITIAが意図的な違反ではなかったと認定したことで、1か月の出場停止処分にとどまった。

対照的にハレプは2022年にロキサデュスタット(Roxadustat)に陽性反応を示し、4年間の出場停止処分を受けた。その後、CASへ異議を唱えて汚染されたサプリメントが原因との主張が認められ、今年3月に競技に復帰していた。

【翻訳編集】AFPBB News

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