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トランプ氏の控訴棄却 性的暴行認定の地裁判決支持

AFPBB News / 2024年12月31日 15時1分

米ニューヨーク・マンハッタンのトランプタワーから連邦裁判所に向かうドナルド・トランプ次期大統領(2024年1月17日撮影)。(c)Charly TRIBALLEAU/AFP

【AFP=時事】ドナルド・トランプ次期米大統領から1996年に性的暴行を受けたとして著名コラムニストのジーン・キャロルさんが損害賠償を求めた民事訴訟で、連邦控訴裁判所は30日、トランプ氏に500万ドル(約8億円)の支払いを命じた地裁判決を支持し、トランプ氏側の控訴を棄却した。

この訴訟では、ニューヨークの連邦地裁の陪審が昨年、トランプ氏による性的暴行と名誉毀損(きそん)を認定する評決を下し、性的暴行について200万ドル、名誉毀損(きそん)について300万ドルの計500万ドルの支払いをトランプ氏に命じた。

これに対し、トランプ氏側はキャロルさんの主張を否定。また同じくトランプ氏に性的暴行を受けたとする女性2人の証言採用は不当だったと主張し、控訴していた。



だが控訴裁は、地裁の審理を不当とする自らの主張について、トランプ氏が控訴に必要な証明を果たしていないと判断した。

トランプ氏は別の訴訟で、キャロルさんに対する8300万ドル(約130億円)の損害賠償の支払いを命じられたが、これについても控訴している。

トランプ氏の広報担当スティーブン・チャン氏は、今回の500万ドルの賠償についてもさらに控訴する予定だと述べた。

【翻訳編集】AFPBB News

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