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イスラエルのガラント前国防相、議員辞職

AFPBB News / 2025年1月2日 11時31分

イスラエルのヨアブ・ガラント前国防相(2024年10月27日撮影)。(c)GIL COHEN-MAGEN / POOL / AFP

【AFP=時事】イスラエルのヨアブ・ガラント前国防相が1日、国会(クネセト)議員を辞職する意向を表明した。同氏は1年以上にわたってパレスチナ自治区ガザ地区での軍事作戦を率い、昨年11月、ベンヤミン・ネタニヤフ首相により、複数の問題での意見の相違で「信頼関係が破壊された」として解任された。

ガラント氏はテレビ中継された声明で、「クネセト議長に辞表を提出する」と述べた。数分後、同氏の事務所はクネセト議長に辞表を提出するガラント氏の写真を公開した。

ガラント氏は「私はイスラエル国防軍に35年、政府とクネセトに10年仕えてきたが、立ち止まって方針を見直す時が来た」と述べた。

一方で、「(イスラム組織ハマスに)拉致された息子や娘を連れ戻すため、引き続き全力を尽くす」と表明した。



ガラント氏とネタニヤフ氏は、超正統派ユダヤ教徒男性の兵役免除をはじめとする複数の問題で対立。

ガラント氏が超正統派ユダヤ教徒の徴兵を強く主張していたのに対し、ネタニヤフ氏は、宗教政党の支持に頼る連立政権の崩壊につながりかねないとして、兵役免除の継続を望んだ。

ガラント氏は1日の声明で、「超正統派ユダヤ教徒の徴兵問題が単なる社会問題ではないと私は理解していた。何よりもまず、安全保障と軍事上、必要だ」と主張。

「そのため、兵役義務のあるすべての人の平等な徴兵のために私は行動した。イスラエルの国益とイスラエル国防軍のニーズを優先したため、私は国防相を解任された」と続けた。

ガラント氏とネタニヤフ氏は、2023年10月7日のハマスによる越境攻撃をきっかけに始まったガザでの軍事作戦の実施をめぐっても対立した。

ガラント氏は「私はイスラエルがこの戦争で軍事的勝利を収められる道筋を描き、方向性を定めた」「前国防相として、任期開始から戦争に至るまでの数か月間、そして戦争開始から1年以上が経過し、任期を終えるまでに起きたこと全ての責任を負う」と述べた。

【翻訳編集】AFPBB News

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