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韓国大統領、支持者に檄「最後まで闘う」

AFPBB News / 2025年1月2日 14時59分

韓国ソウルの大統領公邸付近で行われた、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領支持派による集会(2025年1月1日撮影)。(c)Philip FONG/AFP

【AFP=時事】韓国で「非常戒厳」宣布をめぐり弾劾され、職務を停止されている尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は2日、支持者に檄(げき)を飛ばし、出頭を要請する捜査当局と「最後まで闘う」と宣言して、12月31日に発付された拘束令状の執行に抗う姿勢を示した。

尹氏については、憲法裁で弾劾が妥当かどうかの判断が行われる一方、禁錮刑や死刑を科される可能性もある「内乱罪」の容疑での捜査も進められている。

ソウルの大統領公邸前には尹氏の支持派と反対派がそれぞれ陣取り、大統領警護隊は警官隊とにらみ合いを続け、強制捜索を阻止している。

身を潜めている尹氏は、拘束令状の有効期限の1月6日を前に、数百人規模で抗議活動を行っている自身の支持者に檄を飛ばした。



「大韓民国は現在、内外の勢力による主権への脅威や反国家勢力の活動によって危機に直面している」「この国を守るため、最後の瞬間まで皆さんと共に闘うことを誓う」と訴え、1日夜の抗議活動の様子をユーチューブのライブ配信で視聴したとする尹氏の声明文は、同氏を支持するデモ参加者に回覧された。

尹氏の弁護人はAFPに対し、声明の内容を認めた。同弁護士によると、尹氏は今も首都ソウルにとどまっている。

野党議員は即座に尹氏のメッセージは扇動的だと非難。最大野党「共に民主党」の広報担当者は、尹氏は「妄想を抱いて」衝突をあおろうとしていると糾弾した。

一方、尹氏の弁護団は1日、拘束令状の効力の停止を求めるとともに、令状発付は「違法で無効だ」と主張した。

これに対し、高官犯罪捜査庁(高捜庁)の呉東運(オ・ドンウン)長官は、当局による尹氏拘束を阻止しようとした場合は訴追される可能性があると警告した。

韓国当局は2000年と2004年にも議員の拘束令状を執行しようとしたが、令状の有効期間である7日間にわたって党員や支持者が警察に抵抗し続けたため、拘束に至らなかった前例がある。

【翻訳編集】AFPBB News

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