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ウクライナ軍の旅団から1700人脱走か、仏で訓練中の50人も

AFPBB News / 2025年1月3日 14時14分

ウクライナのドニプロペトロウシク州で、訓練に参加する同国軍第1独立強襲大隊ダ・ヴィンチの兵士たち(2024年12月12日撮影、資料写真)。(c)Roman PILIPEY/AFP

【AFP=時事】ウクライナ国家捜査局(SBI)は2日、同国軍の第155機械化旅団から1700人以上が脱走したとの報道を受けて、脱走と職権乱用の容疑で捜査を開始したと明らかにした。中には、フランスでの訓練中に脱走した兵士もいるという。

第155機械化旅団は、ロシアの新たな攻勢に備え軍備を増強するために昨年創設された部隊の一つで、人員は4500人。フランスが人員の約半数に訓練を施し、装備を提供していた。だが、さまざまな問題に悩まされており、ある議員には「管理がお粗末」と非難された。

著名なジャーナリストのユーリー・ブトゥソフ氏は12月、第155機械化旅団から1700人が戦闘に参加せずに無断離隊し、フランスで訓練中の50人も脱走したと指摘した。



SBIは、軍関係者による職権乱用と逃亡に関する捜査を開始したと発表したが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。

マリアナ・ベズグラ議員は先月、第155機械化旅団は事実上解体され、人員は他の部隊に改めて配属されたと説明。「指揮系統の調整」が欠如していると批判した。

「第155機械化旅団を専門化させるフランスの試みでさえ、わが軍の将官らのお粗末な決断から同旅団を救うことはできず、最終的に旅団は解体された」と述べた。

【翻訳編集】AFPBB News

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