10歳娘を虐待死させた男、刑務所で他の受刑者に襲われる 英
AFPBB News / 2025年1月4日 12時16分
【AFP=時事】英国で10歳の娘を虐待死させたとして殺人罪で終身刑に服しているウルファン・シャリフ受刑者(43)が1日、他の受刑者に襲われて負傷していたことが分かった。英当局とメディアが3日、明らかにした。女児の虐待死事件は国内で注目を集め、強い非難の声が上がっていた。
大衆紙サンによれば、シャリフ受刑者は、ロンドンのベルマーシュ刑務所で他の2人の受刑者にツナ缶の鋭利なふたで襲われ、首と顔に切り傷を負い、刑務所内で手当てを受けた。
刑務所側は、「1月1日にベルマーシュ刑務所で起きた受刑者1人に対する襲撃」について警察が捜査中だとしているが、それ以上の詳細は明らかにしていない。
ロンドン警視庁は、この時の襲撃とみられる事件で「43歳の受刑者が負傷したが、命に別条はない」としている。
パキスタン系英国人のサラ・シャリフちゃんの父親のシャリフ受刑者と、継母のベイナシュ・バトゥール受刑者(30)は、長期にわたる「せっかん」と「卑劣な虐待」の末にサラちゃんを死に至らしめたとして終身刑を科された。シャリフ受刑者は少なくとも40年、バトゥール受刑者は少なくとも33年服役しなければならない。
公判では、サラちゃんが6歳の頃から暴力を受けていたことが明らかになった。2023年8月に遺体で発見された時には、体の至る所にかまれた傷と打撲のあざがあり、骨折や電気アイロンと熱湯によるやけどの痕も複数あった。
サラちゃんの叔父ファイサル・マリク受刑者(29)も、サラちゃんの死に関与、または容認したとして有罪判決を受け、禁錮16年を言い渡された。
サラちゃんが亡くなった翌日、3人はロンドン南西にあるウォーキングの自宅からパキスタンに逃亡。1か月後に英国に戻ってきたところを機内で逮捕された。
【翻訳編集】AFPBB News
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