国連レバノン暫定軍、イスラエルの停戦違反を非難
AFPBB News / 2025年1月5日 13時44分
レバノン南部のデイルキファ村にある基地で、フランスの閣僚訪問中に旗ざおを調整する国連レバノン暫定軍(UNIFIL)所属のフランス軍兵士(2024年12月31日撮影)。(c)MAHMOUD ZAYYAT/AFP
【AFP=時事】国連レバノン暫定軍(UNIFIL)は4日、イスラエルがイスラム教シーア派組織ヒズボラと昨年11月に合意した停戦の基礎を成す2006年の安全保障理事会決議に「明白に違反」していると非難した。
これに先立ちヒズボラのナイム・カセム最高指導者は、60日間の停戦期間が終わる前に、イスラエルの違反に対するヒズボラの忍耐が限界を超える可能性があると警告した。
停戦は昨年11月27日に発効したが、ヒズボラ、イスラエル双方が違反を非難し合っている。
UNIFILは声明で、イスラエル軍のブルドーザーが4日朝、レバノンのラブーニ村にある両国間の撤退ラインを示した青色のたると、UNIFILの陣地のすぐ隣にあるレバノン軍の監視塔を破壊するのを確認したと述べた。
その上で、「明らかに識別可能なUNIFILの財産とレバノン軍のインフラを(軍が)意図的かつ直接的に破壊することは、安保理決議1701と国際法に明白に違反する」と指摘した。
停戦合意では、イスラエル軍がレバノン南部から撤退するまでの間、レバノン軍がUNIFILと共に同国南部に展開することになっている。
【翻訳編集】AFPBB News
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