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大統領宮殿につながるトンネル施設、AFP特派員が取材 シリア

AFPBB News / 2025年1月5日 15時26分

シリア・ダマスカス近郊で、共和国防衛隊(SRG)が放棄した基地内のトンネルに立つ新政権の戦闘員(2025年1月4日撮影)。(c)Bakr ALKASEM/AFP

【AFP=時事】シリアの首都ダマスカスを見下ろすカシオン山の斜面の地下に掘られたトンネル網を、AFP特派員が取材した。トンネル網は、首都防衛任務を負った軍事施設と、その向かいにある大統領宮殿を結んでいた。

このトンネル網は、昨年12月8日のバッシャール・アサド政権崩壊後に明らかになった、同政権の秘密の一つだ。

アサド政権下、ダマスカス市民はカシオン山への立ち入りを禁止されていた。大統領宮殿やその他の政府庁舎を含む景観を見渡せ、狙撃兵にとっては理想的な場所だったからだ。

ダマスカス郊外にあった反体制派支配地域への長年にわたる攻撃も、この山から行われた。

AFP特派員は、兵士専用の広大な部屋を備えた2基の掩体壕(えんたいごう)から成る施設に入った。中には通信機器、電気、換気システムが備えられ、武器が貯蔵されていた。

共和国防衛隊が放棄したこの広大な基地では現在、元反体制派の戦闘員がアサド氏と父の故ハフェズ・アサド氏の写真を使って射撃の練習をしている。

【翻訳編集】AFPBB News

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