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ウクライナ、クルスク州で「反撃」開始 ロシア発表

AFPBB News / 2025年1月6日 10時39分

ロシア西部クルスク州と国境を接するウクライナ側のスムイ州で、目隠しされたロシア軍の制服姿の男性たちを運ぶウクライナ軍の車両(2024年8月13日撮影)。(c)Roman PILIPEY/AFP

【AFP=時事】ロシアは5日、西部国境に位置するクルスク州でウクライナ軍が「反撃」を開始したと発表した。ウクライナ軍は昨年8月から同州で越境攻撃を仕掛けている。

今回のウクライナ軍の進攻規模については現時点では不明だが、親ロシア派の軍事ブロガーらは、新たに強力な攻勢が進行中だと報告した。

ロシア国防省は「モスクワ時間午前9時ごろ、クルスク方面におけるロシア軍の進軍を阻止するため敵が反撃を開始した」と発表した。

ロシア側によると、ウクライナ軍は戦車2両、装甲車両十数台、 破壊工作部隊を投入し、クルスク州の要衝スジャの北東約15キロに位置するベルディン村へ向かっている。

一方、ウクライナ軍側はこの作戦についてコメントせず、クルスク州で戦闘中だと日報に記述するにとどめている。



間もなく3年目に突入する紛争は、重要な局面に差し掛かっている。ロシア・ウクライナ両陣営は、今月20日にドナルド・トランプ氏が米大統領に復帰するのを前に、交渉上の立場を強化しようとしている。

ロシア軍系のテレグラムチャンネル「リバル」は、「ウクライナ軍による次の攻勢の主要な展開は、明らかにまだこれからだ」と述べた。

親ロシア派のある軍事ブロガーは、雪の中を進むウクライナ軍の装甲車両とされる車列の画像をテレグラムに投稿した。

ウクライナ軍は昨年8月、クルスク州への越境攻撃開始後すぐに数十の村を占拠したが、ロシア軍が北朝鮮からの援軍を含む増援部隊を急派して以降、攻勢は止まっている。

昨年11月にAFPの取材に応じたウクライナ軍の情報筋によると、クルスク州における制圧地域は当初の1400平方キロから800平方キロに縮小している。

【翻訳編集】AFPBB News

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