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アゼル墜落機のデータ、ブラジルで抽出 カザフに引き渡し

AFPBB News / 2025年1月7日 19時21分

カザフスタン西部アクタウ近郊で、アゼルバイジャン航空の旅客機が墜落した現場で作業する当局者(2024年12月25日撮影)。(c)Issa Tazhenbayev/AFP

【AFP=時事】ブラジル空軍は6日、中央アジア・カザフスタンで先月墜落したアゼルバイジャン航空の旅客機に搭載されていた二つのブラックボックスのデータを抽出し、カザフスタン当局に引き渡したと発表した。


ブラジル製のエンブラエル190型機はクリスマスの先月25日、アゼルバイジャンの首都バクーからロシア南部チェチェン共和国グロズヌイへ向かっていたが、予定ルートを逸(そ)れ、カザフスタン西部で緊急着陸を試み墜落。乗員67人のうち38人が死亡した。


アゼルバイジャンは、ロシアが当時周辺地域で稼働させていたと述べている防空システムによって撃墜されたと主張している。一方、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、「ロシア領空で悲劇的な事故が起きた」と謝罪したが、ロシアが撃墜したという主張は認めていない。




コックピット内の会話や飛行データを記録するフライトレコーダーは、ブラジルの首都ブラジリアで解析が行われたが、結果の公表はカザフスタンが担当する。


ブラジル空軍は声明で「航空機事故調査に関する国際プロトコルに従い、全データをカザフスタンの捜査当局に引き渡した」と述べた。


アゼルバイジャン機墜落をめぐっては、イルハム・アリエフ大統領が密接な同盟国ロシアに対し、異例の強さで抗議している。

【翻訳編集】AFPBB News

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