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広州FC、プロリーグから除外 中国で最も成功したクラブ

AFPBB News / 2025年1月8日 11時20分

広州恒大時代の2015年にAFCチャンピオンズリーグを制した広州FC(2015年11月21日撮影)。(c) AFP/STR

【AFP=時事】中国で最も成功したサッカーチームであり、アジア王者にも輝いた広州FCが、「多額の歴史的負債」を理由に国内のプロリーグから追放された。クラブが7日に発表した。

中国サッカー協会(CFA)は、2025年の中国プロリーグに含まれる49チームのリストから広州を除外。クラブは「プロリーグに参加するために様々な手段を試みた」が「歴史的な重い負債のため、調達した資金では清算し切れなかった」と明かした。

かつて広州恒大として知られた広州FCは、2011年からの7連覇を含めて中国スーパーリーグ(CSL)を8度制し、AFCチャンピオンズリーグでも2度の優勝を果たした。

チームを保有する不動産開発業者の恒大集団が多額の資金を投入し、選手補強に力を入れる中、2016年にはスペインのアトレティコ・マドリードからジャクソン・マルティネスを4600万ドル(約73億円)で獲得するなど、中国チームによるいわゆる「爆買い」時代に国内の移籍金記録を何度も更新した。



監督についても、イタリア代表でW杯を制したマルチェロ・リッピ氏やファビオ・カンナヴァーロ氏、ブラジルのルイス・フェリペ・スコラーリ氏ら、有名外国人監督を次々に招へいした。2020年には、少なくとも8万人を収容できるとする新スタジアムの建設を開始した。

しかし、恒大集団が国内の不動産不況により財政難に陥ると、クラブは2022年に2部リーグへ降格。新スタジアム建設のプロジェクトも中止された。2024年は2部で3位に終わり、昇格を逃した。

広州は「クラブを支援してくれたファンや各界の皆様に心からおわびする」と謝罪した。

広州の事実上の終焉(しゅうえん)は、中国国内サッカー界の一つの時代の終わりを意味している。近年は、元王者の江蘇蘇寧を含む数十の中国クラブが負債により解散した。

【翻訳編集】AFPBB News

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