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仏極右ジャンマリ・ルペン氏死去 96歳 国民戦線創設者

AFPBB News / 2025年1月8日 16時12分

フランス・パリのパレ・オムニスポール・ド・パリ・ベルシー(POPB)で政治集会中にジェスチャーをするジャンマリ・ルペン氏(1988年6月2日撮影)。(c)Pierre VERDY/AFP

【AFP=時事】仏政界の既成勢力を数十年にわたって悩ませてきた極右のジャンマリ・ルペン氏が7日、死去した。96歳。左派からは「ファシスト」と呼ばれたが、フランス政治の右傾化に成功したのは多くの人が認めるところだった。

ルペン氏が元ナチス武装親衛隊員やネオナチ・シンパらと共に結成した「国民戦線(現国民連合)」は、反移民政策を擁護。ルペン氏は多くの人から外国人嫌悪、人種差別主義者、反ユダヤ主義者だと非難された。

ホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)を歴史の「細部」にすぎないと一蹴したこともある。

家族がAFPに宛てた文書によると、ルペン氏は数週間前から入所していた介護施設で、7日正午(日本時間同日午後8時)、愛する人に囲まれて亡くなった。ただし、娘のマリーヌ・ルペン氏は死が発表された時、サイクロンに見舞われたマヨット島からフランスに戻る飛行機に乗っていた。マリーヌ氏は父を国民戦線から追放し、「お家騒動」を引き起こした。



ルペン氏の考えは主流政党に拒絶され、嫌悪されることさえあったが、同氏の政治的成功は否定できない。

2002年フランス大統領選では第1回投票で社会党の有力候補リオネル・ジョスパン氏を破って決選投票に進出したが、保守派のジャック・シラク氏に敗れた。
【翻訳編集】AFPBB News

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