米LA西部で山火事、セレブも避難 ハリウッドのイベント中止

米カリフォルニア州ロサンゼルス郡アルタデナで、燃える家（2025年1月8日撮影）。(c)JOSH EDELSON/AFP

【AFP＝時事】米カリフォルニア州ロサンゼルス西部で大規模な山火事が発生し、住民数万人が影響を受けている。俳優やミュージシャンらセレブも被災。ハリケーン並みの強風にあおられ火の勢いは止まらず、ハリウッドの各種イベントは中止を余儀なくされている。

高級住宅地パシフィック・パリセーズでは、セレブ好みの美しい丘陵地帯に並ぶ数百万ドル相当の住宅数百棟が焼失。また、ロスの北東に位置するアルタデナでも、一部地区が別の山火事の被害を受けた。

歌手で、『THIS IS US　36歳、これから』の女優マンディ・ムーアさんはインスタグラムで、アルタデナから子どもたちとペットを連れて避難したことをフォロワーに伝えた。

エミー賞受賞俳優のジェームズ・ウッズさんは、パシフィック・パリセーズの自宅で避難準備をしている際に近くの木や茂みが炎に包まれる様子を撮影したビデオをXに投稿。その直後、火災警報が一斉に鳴り響いたと話した。

「スター・ウォーズ」シリーズに出演したマーク・ハミルさんは、7日にマリブの自宅から避難したことをインスタグラムで伝えた。

一方、ハリウッドでは、山火事発生を受けて中止に追い込まれるイベントが相次いでいる。

映画・テレビ両部門の年間ベスト作品を選出するクリティクス・チョイス・アワード（放送映画批評家協会賞）のガラは、12日から26日に延期された。

『ザ・ラスト・ショーガール』のプレミア上映は中止。パラマウントもロビー・ウィリアムズのミュージカル映画『ベター・マン』のレッドカーペット上映を中止した。

【翻訳編集】AFPBB News