デシャン監督、26年W杯で退任 サッカー仏代表

仏民放TF1の番組のセットでポーズをとるサッカーフランス代表のディディエ・デシャン監督（2025年1月6日撮影）。（c）Martin LELIEVRE/AFP

【AFP＝時事】サッカーフランス代表のディディエ・デシャン監督（56）は8日、2026年のW杯北中米大会限りで退任すると、民放TF1の番組で正式に発表した。

同日に仏南西部ボルドーで行われたイベントでは記者に対し、「すべての良いことには終わりがある。やめ時を知る必要もある」と述べた。

デシャン監督は12年に就任し、18年のW杯ロシア大会でチームを優勝に導いた。現役時代の98年には主将として自国開催のW杯制覇に貢献しており、監督と選手の両方でW杯を制したのは史上3人目だった。

22年のカタールW杯では決勝でアルゼンチンに敗れたが、フランスサッカー連盟（FFF）はデシャン監督との契約を26年まで延長していた。ところが、昨年の欧州選手権では準決勝で最終的に優勝したスペインに敗戦。連盟の判断は全面的に受け入れられていたわけではなく、批判の声も高まっていた。

後任候補には、98年のフランスW杯でデシャン監督と一緒にプレーしたジネディーヌ・ジダン氏が以前から本命として挙げられている。

【翻訳編集】AFPBB News