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チャド大統領府襲撃、19人死亡

AFPBB News / 2025年1月9日 12時4分

チャドの首都ヌジャメナの大統領官邸(2013年6月18日撮影、資料写真)。(c)Issouf SANOGO/AFP

【AFP=時事】チャドの首都ヌジャメナの大統領官邸が8日、武装集団の襲撃を受けた。政府によると、大統領警護隊との間で銃撃戦となり、武装集団側の18人、警護隊員1人が死亡した。

複数の治安筋によれば、武装集団は同日午後7時45分ごろ、官邸内で発砲を始めた。政府は、襲撃に参加したのは24人としている。

アブドゥラマン・クラマラー政府報道官兼外相はAFPに対し、襲撃に参加したうち「18人が死亡、6人が負傷した」と説明。警護隊員も1人が死亡、3人が負傷したと語った。

クラマラー氏は襲撃の数時間後、ベルトに銃を差し、兵士に囲まれた状態でフェイスブックに登場し、「状況は完全に制圧された。不安定化の試みは鎮圧された」と述べた。



AFP記者は現場付近で銃声を聞き、通りでは戦車を目撃した。

治安筋によると、襲撃に参加したのは、カメルーン、ナイジェリア、ニジェールとの国境地帯にあるチャド湖の西部地域で政府軍が戦っている、イスラム過激派組織「ボコ・ハラム」のメンバーのもよう。

旧フランス植民地のチャドは、サハラ砂漠南縁に広がるサヘル地域で、最後のフランス軍駐留地となっていたが、昨年11月末にフランスとの防衛協力協定を「時代遅れ」として打ち切った。現在、約1000人のフランス駐留部隊の撤退が進行中。

【翻訳編集】AFPBB News

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