路面電車同士が衝突、数十人負傷 仏ストラスブール

フランス東部ストラスブールの駅で、路面電車の衝突事故後に負傷者の手当てをする消防士（2025年1月11日撮影）。(c)FREDERICK FLORIN/AFP

【AFP＝時事】フランス東部ストラスブールで11日、路面電車同士がトンネル内で衝突し、数十人が負傷した。

事故は午後4時すぎ、パリ以外では国内で最も利用客の多い駅の一つであるストラスブールの主要駅付近で発生した。

フィリップ・タバロ運輸相は「おそらく36人前後」が負傷したと説明。一方、消防隊は約50人が負傷したと報告している。

目撃者がソーシャルメディアに投稿した動画には、駅近くのトンネルで大破した2本のトラムが映っている。

うち1本は衝撃で脱線したとみられる。衝突の原因はまだ分かっていない。

ストラスブールの市長によると、衝突時、いずれの車両にも多くの人が乗っていた。

ストラスブール交通会社（CTS）のパトリック・マシエウスキ取締役会長は、市中心部でデモがあり、トラムの運行に混乱が生じていたと述べた。

【翻訳編集】AFPBB News