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全豪OP、新導入の「コーチングポッド」に賛否両論

AFPBB News / 2025年1月13日 14時34分

全豪オープンテニス、女子シングルス1回戦。父親でコーチのアレクサンダー氏(左)と言葉を交わすソフィア・ケナン(2025年1月13日撮影)。(c)DAVID GRAY/ AFP

【AFP=時事】今季の全豪オープンテニスで四大大会(グランドスラム)初の試みとして設置されたコートサイドの「コーチングポッド」が、賛否を呼んでいる。

ポッドは主要コートの隅2か所に設置され、最大4人まで座れる。デビスカップやユナイテッドカップといった国別対抗団体戦に似た仕組みで、コーチはリアルタイムでデータにアクセスして分析を行うこともできる。また今まで通り、選手の友人や家族と一緒にプレーヤーボックスに座ることもできる。

これは、国際テニス連盟(ITF)が昨年10月にルールを緩和し、簡潔なものであれば、試合中の選手とコーチとのコミュニケーションが許可されたことを受けたものとなる。

大会ディレクターのクレイグ・タイリー氏は、地元紙メルボルン・エイジに「最初は少し懐疑的なコーチもいた」が、「座ってみると『これは素晴らしい』と言っていた」と話し、「選手がタオルを取りに来るときに話しかけられるので、実質的にほぼ1ポイントごとに助言できる」とメリットを口にした。



しかし、すべての選手が利点があると確信しているわけではない。

世界ランキング1位で、女子シングルスの前回覇者アリーナ・サバレンカは「正直なところ、大歓迎という感じではない。やるならもっと席を増やしてほしい」とコメントした。

また、以前から試合中のコーチングを認めてほしいと訴えてきた男子の強豪ステファノス・チチパス(ギリシャ)は、「実際に見たときは笑ってしまった」と明かし、「いずれ慣れるだろう」と話した。

一方、グランドスラム通算24勝を挙げ、今回11回目の大会制覇を狙うノバク・ジョコビッチ(セルビア)は気に入っていて、新コーチのアンディ・マレー氏もポッドを使う予定だという。

「全豪オープンで、コートと同じ高さの隅にコーチングボックスが導入されたのは素晴らしい」としたジョコビッチは、「素晴らしいと思うよ。アンディとコーチングスタッフがそこに座ることになる」と話した。

【翻訳編集】AFPBB News

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