大坂、全豪OP2回戦進出 LA山火事「家の3ブロック先まで」接近

全豪オープンテニス、女子シングルス1回戦。勝利を喜ぶ大坂なおみ（2025年1月13日撮影）。(c)DAVID GRAY / AFP

【AFP＝時事】全豪オープンテニスは13日、女子シングルス1回戦が行われ、通算2度の大会制覇を誇る元世界ランキング1位の大坂なおみはキャロリン・ガルシア（フランス）を6-3、3-6、6-3で下し、初戦を突破した。

試合後には、自宅のある米カリフォルニア州ロサンゼルスに壊滅的な被害をもたらしている大規模な山火事への懸念で、集中力を保つのに苦労していることを明かした。

コート上で行われたインタビューで、「火災マップを確認していたら、火が家の3ブロック先まで来ていた。娘の出生届を取りに行ってもらった」と語った。

その後の会見では、家族は全員無事だと明かしつつ、「あまりうまく集中力を保てているとは言えない」と述べ、「すぐにロサンゼルスに戻ることはないと思うので、その点でも難しいと感じている。今はまだ戻れるほど安全だとは思えない。少し宙ぶらりんの状態だけど、できるだけ長く勝ち残りたいというモチベーションにもつながっている」と続けた。

2回戦では大会第20シードのカロリーナ・ムホバ（チェコ）と対戦する。

【翻訳編集】AFPBB News